井沢元彦さんの講演会に行ってきました。
猪熊さんに教えていただいた情報で、なんと無料です。
講演のタイトルは「坂本龍馬の真実(リアル)」です。今大河ドラマで「龍馬伝」がヒットしているので、それにからめて講演でしょう。
井沢さんが最初に語ったことは、司馬遼太郎さんが書かれた『竜馬が行く』は小説であり、いろんな出来事がすべて龍馬が考え実行しているようになっている、ということです。それゆえ、「龍馬」では「竜」の「竜馬」が使われているのだとも言っていました。
ただ、それでも、携帯電話も公衆電話も自動車も電車もなかった時代に、薩摩(鹿児島)と長州(山口)との薩長同盟を結んだことは、実にすごいことだ、と言っていました。
昔のサスペンスドラマのたとえ話が面白かったです。
車に乗って、犯罪者の車から逃げている人たちを見て、
「何で、携帯で警察に電話しないんだ」
と見ている若い世代の人が怒ったおいう話です。
すぎさりし時代をイメージするというのは、実は難しいことです。
そのことを日本史を教えながら、日々実感している毎日です。(2010.5.21)