福沢諭吉と自由民権運動

 福沢諭吉・自由民権運動・大日本帝国憲法・国会について教えます。

①1万円札を提示。「誰がのっていますか。」
②板書:福沢諭吉(1835~1901年)…『学問のすすめ』
            「天は人の上に人をつくらず 人の下に人をつくらず」
③福沢諭吉の生い立ちについて話す。(低い身分の武士、身分制度を憎む。
 1860年アメリカ訪問、ワシントンの子孫がどこにいるか分からないことに驚く。)
④「壮士辨論(べんろん)の図」を配り、気付きを書かせる。(教科書・資料集を調べながら)
⑤発表に合わせながら、板垣退助・伊藤博文・自由民権運動を扱う。
⑥板書:自由民権運動
⑦「明治政府は、国会を開いたか、開かなかったか。」→教科書P.83音読
⑧板書:1889年大日本帝国憲法の発布
    1990年最初の選挙・第1回国会
⑨税金を15円おさめていた25歳以上の男子にしか選挙権がなかったことを話す。

 福沢諭吉のところを板書させる時、以下のように穴抜きにしました。

板書:福沢諭吉(  ~  年)『  のすすめ』
       「天は の上に をつくらず  の下に をつくらず」

「開いているところを調べて書き込みなさい。」
 ただ板書を視写させるだけより、調べる力をつけさせるのに役立ちそうです。
「壮士辨論の図」から、次のような気付きが出されました。

・ヤカンを投げている人がいる。(荒田)→誰が誰に向かって投げているのか。
・どこかを指している。(石田)
・ぼうを持ってる人がいる。(神谷)→何のために使うの。(警棒)
・男の人しかいない(奥原)→女性は政治に参加できなかった。
・うであげている(中野)
・コップがある。(小島)→何のため?(しゃべっている人が水を飲むため)
・おくにはちゃんとすわっている人がいる。(宮田)
・パーにしてなにかをとめている(乾)→しゃべっている人を止めているのか、
                   しゃべっている人を守ろうとしているのか。
・みんなおこっている(山本)
・いろいろさけんでいる人がいる(小西)
・何かに反対している(舩倉)→どこから分かるの?(おこった顔から。)
・おこっているような顔をしている。(早川)
・命令している人以外みんなおこった顔をしている。(久田)
・けいかんがいる(藤本)  
・なかなかもりあがっている(三宅)
・へいたいみたいな人がいる。(上田)

 この後、文字が何と書いてあるかを検討していきました。

(2007.10.19)